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フラッドゲード
水面近くまで垂らした鎖に 通電し、増水して漏電する状態になると自動的に電気を切断する装置だ。水位が下がったらまた自動的に通電を開始する。なかなかスグレモノである。
効果は絶大で基本的に慣れは起こらない。鎖の感覚は15-20cmほどにしているが、これではシカには良いがイノシシには少し広すぎるように感じている。それでもほとんど侵入は許していない。
あいにくシカなり、イノシシなりが感電して退散するところの映像は撮れていないけれども、川下で被害が出た時に侵入の形跡があり、調べたら鎖にゴミがまとわりつき漏電状態(による切断)が続いていた。ゴミを除去し復活させてからそのような侵入は起こらなくなった。大水の後のゴミの確認が欠かせないけれども、それだけで川下で被害騒ぎはなくなるのだからたやすいものだ。
河川からの侵入は、けっこう厄介だ。川をバイパスにして移動し上陸(?)されると集落の奥深くで被害が出るからだ。被害はどこで出ようと被害だが、奥だと混乱の度合いが大きい。
(著作 P108)
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