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上ノ村位置図.jpg

 上ノ村地区は平成18年の市町村合併以前は一志郡白山町に属しており、平成18年に近隣2市6町2村が合併して津市となった。


 津市は三重県のほぼ中央に位置しており、奈良県境に接する山間部から伊勢湾の海岸部に至る地域で、安濃川や雲出川等の河川が流れ、河川流域にひらけた豊かな穀倉地帯である。人口は279,886人(平成27年国勢調査)、

総面積で711.1k㎡(県内最大)である。


 農業の中心は水田農業であり、耕地面積の約78%が水田で、コシヒカリを中心とした良質米生産が行われているが近年、小麦、大豆の栽培も増えている。その他、キャベツ、ブロッコリ
ー、梨等の生産も盛んである。
 

​(著作 P005)

上ノ村位置図(航空写真).jpg

 活動地域である上ノ村地区は津市西部の青山高原の東山麓に位置する中山間地域にある人口280人、世帯数76戸、農地面積41ha(田39ha、畑2ha)の小さな集落であり、稲作が中心である。地区の担い手と位置づけた専業農家は1戸であり、兼業
農家が多い。営農組合はなく、地域外の生産者に田植え、稲刈りを託す世帯も多い。

 

 この地は、青山峠からの眺めが大和飛鳥の甘橿ノ丘(あまかしのおか)からの眺めに似ていることから「小倭(おやまと)」と呼ばれている。集落の中心部に天台真盛宗(てんだいしんせいしゅう)の中本山成願寺(じょうがんじ)があり、小倭一揆(おやまといっき)関係をはじめとする多くの史料が「成願寺文書(じょうがんじもんじょ)」として残されており県の有形文化財に指定されている。
 

​(著作 P006)

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