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クマ情報の共有

  • 執筆者の写真: 木村和正
    木村和正
  • 22 時間前
  • 読了時間: 4分

一昨日(11/20)の夕方、白山町内(レストラン白山近辺)でクマの目撃情報があり、小学校から関係者に以下のような情報が発信された。


先ほど警察から津市教育委員会を通じて、「今回の目撃情報を受け確認を行ったところ、クマの足跡は確認されず、イノシシの足跡のみがあった」という連絡がありましたのでお知らせいたします。


学校側としては、こうするしかないのは明らかだが、かなり、問題の多い情報だと思う。以下、思うところを列挙し、行政(特に、直近の津市)の対応姿勢の見直しを強く求めたい。


まず、以下の事実を示したいが、この認識に間違いがあるなら、遠慮せずに指摘してもらいたい。

・現場周辺では、三度目の目撃情報である。

・目撃がいずれも明るい時間帯である。

・いずれもクマの痕跡(足跡、糞等)が確認できなかった。

・したがって、クマとは断定できない。

・だから、毎回「クマらしきものも」の目撃と言う情報提供がなされるのだろう。

・今回は、その表現さえ避けて、イノシシの足跡はあったが、クマのものは確認できなかったと言う表現で事実が伝えられた。


専門家ではないけれども、以下の疑問が拭いきれない。

・同じ場所で別人により複数回目撃されていると言う事実を、痕跡を確認できないと言う発表で済まし続けていいものだろうか。

・シカやイノシシは、犬に追われるとか特別の事情がない限り、明るい時間にひと目のつくところには現れないものだというのが、実績のあるベテラン猟師の見解だ。

・足跡は、天気続きのときには、まず、残らない。

・猟友会といえども、失礼ながら、クマに対する経験や知見は、シカやイノシシみたいにはいかなくて当然だ。

・目撃者から提供された写真やドライブレコーダーの情報をなぜ公開しないのか。


根本としては、

市は、市内にクマの生息を認めているのか、いないのか

まず、そこを明らかにしてもらいたい。

どちらのスタンスかで、対応の仕方は大きく変わるはずだ。


おそらく「可能性」はあるけど、確認はできていないと回答を避けるだろう。

だが、君ケ野ダムでは、県によってクマの、フンが「鑑定」されたと聞いている。これを素直に受け止めれば、生息は確認できていることになる。

しかし、この時も市の発表は「クマのフンらしきもの」と大きく後退した表現だったと聞いている。

この場合の「鑑定」の具体的内容がひとつの焦点だ。DNA鑑定とかしているなら、ことは明白だ。猟友会が駆り出されて判断したと言うのとは、失礼ながら大きく意味が違ってくる。

私見では、本来、DNA鑑定はしていなければおかしい。なぜなら、捕獲、駆除したときに個体の特定は、重要な手続きになるはずだからだ。だから、そこのところを県に情報公開を請求した。


君ケ野ダムの件で言えば、美杉地区には注意を促したが、山を降れば家城、川口という位置関係なのに白山町には音沙汰なしだったことも腑に落ちない。人命を守る気があるのかさえ、疑いたくなる事実だ。


クマ問題については、社会として担当・分掌が明確になっていないのも、対応が消極的になる大きな要因だと分析する。だから、市長に市長の声掛けで、庁内の関係部署のみならず、警察、消防、猟友会等も交えて、津市としての対応システムを構築していただくよう文書にてお願いした。回答を求めたわけではないので、当然かもしれないが、何の音沙汰もない。それどころか、秘書課の職員が保証してくれたように、本当に市長に届いているのかさえも疑わしい。私の知る市長の反応とは、あまりにもかけ離れているだけに、周りの「届いてないんさ」という見解に与したくもなるというものだ(苦笑)。


何にしても、人の命に関わる問題だ。気安く「安心安全」などと口にする暇があるなら、社会をあげて、対策を打ち出さなければなるまい。それには、まず現在の体制の欠点も含めて、事実の共有から始めなければならないだろう。市民にも批判するだけでなく、素直な気持ちを伝えたり、提案をしていく姿勢が求められる。


(ここの短縮URL)


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