ヤギによる草刈り実証実験 第2週目
上ノ村環境保全プロジェクト
上ノ村における地域活動の扇の要
● 設立当初、最初の3年
上ノ村環境保全プロジェクトは、平成21年6月に設立された。農地・水・環境保全向上対策 制度3年目からのスタートだった。立ち上げを主導した当時の森田自治会長の話では、以前は条件を満たせなかったとのことだった。
遅れたスタートであったために他の先進地に学ぶ機会はいくらでもあったが、白紙で切り口を見つけたかったので、あえて制度の勉強だけにとどめ、そこから独自の活動を組み立てることにした。3年はそれで行こうと決めていた。当初は、景観形成、農業施設の管理等が中心だった。3年めに獣害対策への取組を決め(合意形成を手動)恒久柵を設置した。
● 発展の足がかりをつかんだ3年
獣害対策を充実させた。恒久柵を電気柵化しサルに備えつつ、自治会を上げての管理体制を固めた・
平成26年には新たな切り口として縁結び事業に取り組みだした。学生、企業、都会人と相手を絞らずきっかけを求める中で、学生との連携が始まった。
● 縁結び事業の展開をもくろんだ3年
平成27年には学生の活動を契機に大和ハウスとCSRに関する3年協定を結んだ。外部の力を借りることで休耕田の活用が始まった。学生の活動は年々充実した。九鬼産業㈱の指導を受けてゴマ栽培も開始した。それにはくさん作業所との連携が加わった。
● 縁結び事業の次の3年
すべての活動の原点を見直すとともに、それなりに軌道に乗った縁結び事業のさらなる進展を図る3年にしたい。
● 「環境保全」の意味
最近まで、「上ノ村環境保全プロジェクト」の活動をくくるときに「KKP」という略称を前に出していた。「上ノ村」の”K”、「環境保全」の"K"、「プロジェクト」の”P”をとったものだが、年配の方にはTPPと混同して"KPP"と呼ばれることもあった。だからと言うわけでは決してないけれども、近頃では「環境保全」の活動と言うことが多くなっった。やっている事の意義が、まさに「環境保全」にあるからである。そこに言う「環境」は、自然環境であり、生活環境である。あるいは、それらとの関わりを含めた、人的環境も意味しているかもしれない。いずれにしても「環境保全」こそが、上ノ村環境保全プロジェクトのミッションであることは間違いない。
▶ 活動の経緯
▶ 活動の3ステップ
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