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​活動の経緯

※ 事務局レベルでは、3年スパンで中期計画を立てている。年間計画では、方向性が明確にできないからだ。

活動の経緯 第1期

 上段が上ノ村環境保全プロジェクト(KKP)の主な活動履歴を、下段が上ノ村自治会獣害対策協議会のものを示す。

 

 事務局レベルでは、かなり周到に事業計画(正確には「予定」とか「心づもり」程度のもの)を立てている。だいたい3年区切りの中期計画とこの1年の事業計画である。⾧期計画的なもの、たとえば5年とかの10年のスパンのものとなると環境や国の政策の想像もつかないので射程外と決めた。


 ここでは、3年の中期計画のスパンで事業の経緯を整理してみた。振り返りも含め大きな流れを確認する意味でも重宝している。別項<15>でふれた3つのステップとも整合性が取れており、(結果論ではあるけれども)それなりに戦略的な活動になっていることが伺える。

 

 このスライドは、上ノ村環境保全プロジェクトの活動開始から、上ノ村自治会獣害対策協議会の立ち上げまでを示している。活動の第1期ともいうべき時期のものである。「農地・水・環境保全向上対策協議会 会⾧賞」の受賞で環境保全の活動にひとつの区切りを迎えた時期でもある。

著作 P016)

活動の経緯 第2期

 第2期の3年間を振り返る。
恒久柵の事業の基盤がために多くの時間を割き順調に成果を得
るなかで、柵の中の農地が遊休農地化の傾向にある矛盾に気づ
き、その解消の手立て、カンフル剤として外部との連携を模索
した時期である。


 上ノ村環境保全プロジェクトの本来の活動だけを見ると過去
3年の蓄積で「農村振興技術連盟賞」を頂いたりはしている
が、マンネリ化した時期でもある(変化の部分を、獣害対策と
縁結び事業の準備に振り分けてしまうからだけど)。


 獣害対策は、恒久柵の管理システムの構築と並行して柵の機
能強化を図った時期である。国の体制も柵から捕獲へ移行する
兆候が垣間見られ、柵への支援のハードルが高くなることが予
測された。そのため電気柵化を焦った時期でもあった。

 この3年は、外部との連携を意識し、三重県が提供してくれ
る研修会には極力参加した。時代の流れを知る意味でも、新た
な切り口を見つけ活動の方向性を決め実施するのにも絶好の機
会となった。

著作 P017)

活動の経緯 第3期

 第2期の3年間を振り返る。
恒久柵の事業の基盤がために多くの時間を割き順調に成果を得
るなかで、柵の中の農地が遊休農地化の傾向にある矛盾に気づ
き、その解消の手立て、カンフル剤として外部との連携を模索
した時期である。


 上ノ村環境保全プロジェクトの本来の活動だけを見ると過去
3年の蓄積で「農村振興技術連盟賞」を頂いたりはしている
が、マンネリ化した時期でもある(変化の部分を、獣害対策と
縁結び事業の準備に振り分けてしまうからだけど)。


 獣害対策は、恒久柵の管理システムの構築と並行して柵の機
能強化を図った時期である。国の体制も柵から捕獲へ移行する
兆候が垣間見られ、柵への支援のハードルが高くなることが予
測された。そのため電気柵化を焦った時期でもあった。


 この3年は、外部との連携を意識し、三重県が提供してくれ
る研修会には極力参加した。時代の流れを知る意味でも、新た
な切り口を見つけ活動の方向性を決め実施するのにも絶好の機
会となった。

著作 P018)

活動の経緯 第4期

 第4期は現在進行中のものである。ここでは、今まで機能し
ていたものが高齢化などで機能しにくくなって来ていること
(集落機能の低下)を踏まえて、会員の負担を少しでも軽くし
て行くことに照準を合わせている。


 学生の活動では、基本的に学生に任せ、事務局は地元民や業
者との、つなぎ、調整程度に徹すればよい状況を作りつつあ
る。

 

 獣害対策は、柵管理作業の効率を良くする方法を検討中であ
り、緒を見つけてそれを具体化するところまで来た。
􀘙KKPの多面的機能支払交付金事業については、基本的な活動
の若手への引き継ぎ期としたいと思っている。前期から相当意
識して準備してきたことなので、なんとかクリアできると踏ん
でいる。

 

 その一方で、LIXILとの提携は遅々として進んでいないが、
新たな企業との提携で、CSVの可能性に再挑戦したいと考えて
いる。
 

著作 P019)

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