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木村和正

地域活性化プラン(事務局案)

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(1)  地域の名称 (プランの名称)


津市白山町上ノ村

(上ノ村縁結びプロジェクト アフター・コロナ・ビジョン)


主体(上ノ村縁結びプロジェクト)の位置付け


「上ノ村縁結びプロジェクト」は三義ある。


❶ 広義では、上ノ村が外部活力の助けを借りるための仕組みである(上ノ村的にはこれが、本来の意味)。多面の活動主体である「上ノ村環境保全プロジェクト」の活動と多くの部分で重複するが、同心円上のもの、内包されるものでもない。


❷ 狭義ではそれに乗っかって、上ノ村で活動する学生の集団、つまり個人の集まり(厳密には、三重大学生に限らないし、地域戦略センターとも関係ない)を言っている。これが、上ノ村側の認識である。


❸ これに対して現実には、上ノ村で活動するMeiku(三重大学地域貢献サークル)のメンバーを意味するとの認識があるように思う。


ここでの地域活性化プランの主体となる「上ノ村縁結びプロジェクト」は、言うまでもなく❶ の意味においてのものである。


(2) 地域活性化 の区域


三重県津市白山町上ノ村


1 地域活性化プランの区域の概況(地勢、気候、風土など)


・上ノ村縁結びプロジェクトが活動する白山町上ノ村自治会は、津市の西部、青山高原の東に位置する人口249人世帯数69(令和3年4月現在)の農山村である。

・白山町の中央部を流れる雲出川の北側にあって、土質は水稲に適した重粘土質であり、「一志米」の産地として有名な区域である。

・村には成願寺(天台真盛宗中本山) が象徴的存在として存するほか、近鉄四季の里が有り、近郊には、青山高原を始め榊原温泉、中部池田記念墓地公園 など名勝や観光スポットが存在する。


2 地域資源(農業関連)の現状(農業者、農地、農業用施設等の現状認識)

耕作面積は、農振農用地が4,087a(水田3,869a、畑2 18a)である。


・村の大半が兼業農家であり、後継者不足に悩む中で村内に営農組織はない。

・村 (自治会、集落)の周囲を8km超に渡って特措法による獣害防護柵 (恒久柵)を設置し、市内でも有数の獣害対策先進地である。

・農業関連施設の老朽化等については、多面の補修活動を中心に、集落全体的な状況の把握と計画的な保守作業体制が整っている。

・自治会は、平成1 15 10 日付けで、「地縁団体による法人化」を行なって

・恒久柵設置事業などを通して、旧来の因習の良さを現代に活かす形での民主的な運営基盤が構築された (システム的資産)。

・また、農地・水・環境保全向上対策への参加を機に、村の農業やあり方 (方向性) に ついての関 心 も高 ま った。 大村 川 の 清掃 な ど 自治 会 を 上げ ての取 り組 み も増 え て いる。 この共同体意識の現代的復活 ・醸成は今後の地域活動にとって特筆すべき資源だと考えている(ソフト的資産)


3 農業農村に関して地域が抱える課題等


多面の活動による成果は確実に上がっているものの、課題の解決にはほど遠く、より深刻化しているものもある。

・後継者不足 、農業者の高齢化による、農地及び農村の衰退の懸念が強まりつつある。(高齢化率は、平成平成24:35.1、平成26:38.9、平成28:40.0 、令和3年:40.1である。)

・営農組織がなく、農作業は数人の担い手に頼る傾向がますます高まっている現状であり、担い手の負担軽減が急務であることは依然変わりない。

・高学歴化とともに、それに見合った就職先が少なく若者が外に出て行ってしまう傾向が見られる。

・それは同時に、生活弱者、買い物弱者などの増加にもつながっている。


(3)地域活性化プランの目標

地域が目指す集落のあり方を一言で言えば「農的生活を楽しむ集落」である。


1 地域の振興方向

生活を維持するための収入は主に集落外で得る一方で、集落内では農的生活を楽しめる環境を構築する、その環境を外部の心ある人たちによりよく提供することで、彼らの力を借りてそれを実現する。それが目指すべき形ではないかと考える。


人と地域の成長

集落の力だけでは限界があるため、平成26年より外部の活力を活かすことで 、お互いのメリット を追求する取組を行ってきた。それが「上ノ村縁結びプロジェクト」である。


平成2 6年度から三重大学の学生が、平成2 7年度か らは企業 (大和ハウス工業株式会社三重支店、平成29年までの協定期間)が、休耕田で米作りをするなど、活 動を行っている。また、地域の中でも次世代リーダーを育成するためのワークショップが始まり、子どもと母親による農業体験、遊休農地の解消とのための活動組織として「まめっこ」などが堅実に活動実績を上げている。


自治会を核にして多様な主体が多様な活動を生み出し、それらが相互に コラボレー ションすることで、足し算ではなく掛け算の効果を生みだす事を企図するのが、 「上ノ 村 『緑 結び 』 プ ロ ジ ェ ク ト 」 の 狙 い で あ り 、 これを通して地 域 農 業 の 継 続 に つ な げ てい く こ と が 目的である。


令和になってコロナ感染症に対する感染防止の観点から外部からの来村は激減した。学生の活動も大学から制限され、そうでなくても集落内にも市外ナンバーの車を敬遠する動きがあった。そんな中で学生の来村を最低限に抑えると同時に集落での活動の管理を徹底した。他方、せっかくの機会なので、今までの活動を振り返り将来の活動を模索することを勧めた。結果、いくつかの懸賞で全国表彰された。学生だけでなく、この時期の最大の課題は、どの活動をどの時期にどのタイミングで再開するかであった。一般に言われるように、全てを元に戻すばかりでなく、これを機に贅肉を削ぎ落とすことも配慮した。その判断は、地域の将来像をどう描くかによって大きく変わってくる。


アフターコロナを見据えての具体的目標は、何かあったらどうする?」という発想の払拭である。


地域の成長は、人の成長と一体的である。大型商業施設や大企業の進出などで地域が活性化されてもそれは見せかけの繁栄であることの方が多いと考える。地域のコントロールの及ばない他力本願な安直な解決は、得てして本旨からはずれたものになりがちである。地道な身の丈の活動で地域を維持し守っていくことは容易ではないけれども、主体的な人が育つことで堅実な成果があげられる。


とはいうものの、現実には人口も世帯数も、今までになく減少しており、農業離れも加速している。これらは避けられないまでも抑制しつつ、集落の維持を図るには、

内部体制の再編成

後継者の育成(後継者を用意して課題に対処するのではなく、みんなで対処する中で人が育ちリーダーが生まれる、)

既存の組織の現状を分析することで、存在意義を見直し、役割のさいにんしき、ひいては枠組み再編成を行う。

その上で、主体性に基づく役割分担を行う。


2 地域の将来像


・都会に出た者が、定年退職を機に郷里である 「上ノ村」に帰り、 「農」を楽しめる村づくりが目標である。

・もちろん、あわよくば、若者が、あくせくした都会の非人間的な生活に魅力を感じないような魅力のある村を目指したい。

・農業についても、そのような視点から、あくまで「業」であるべきなのか、 「農」で十分なのかの見極めも行いたい。そういう手順が実質的にちゃんと踏まれた村でありたい。

・経済や国の施策に流されることなく 、自分たちの住む村をどの方向に向けていくのかの議論がしっかりできている村でありたい。「どーどい」寄合は、そのための仕掛けである。

・村のミッションステートメント(憲法)の作成に取り組むべきだと考えている。本当は自治会全体でやると面白いのだが、それを理解させるエネルギーと時間がもったいばいので、広く呼びかけはするけれども、どこまでも自由な場を用意して議論を進めたい。


(4) 目標を達成 するために行 う事業等に関 する事項


● 実施事業

〔時期〕実施時期

〔主体〕実施主体

〔内容〕内容、備考


上ノ村の活動は、主体も多重的に関与している。事務的にどこが管轄するかの違いだけで、事業の性質により関連する組織、個人が主体的に参加するのを常とする。


● 作業チーム体制の充実

〔時期〕令和4年5月

〔主体〕上ノ村環境保全プロジェクト

〔内容〕

① 恒久柵の補修、農業用施設の修繕等において専門的な技術を要する場合、

② 本来の担当地区が高齢化等で対応できない作業

③ 集落全体に関わる作業で大人数を要しないものなど

事務局の判断で作業チームに委託する。

この場合、単金表に従って日当を支払う。作業チームには公募と一本釣りのスカウトで若手を中心に男女を問わず登録をしてもらっている。

ボランティアのみの運営で公平性に欠ける恐れを回避することと、作業の質を確保すること、若手の関与を促す(きっかけを作る)ことを目的とする。


● ノシバ育成事業 第1期(3年計画の2年目)

〔時期〕令和4年5月-令和7年3月

〔主体〕上ノ村自治会獣害対策協議会

〔内容〕

恒久柵の足元を中心にノシバを育成する。

第1期は、事務局の管理のもと実証実験的に独自の育成方法を確立して、第2期の各グループによる育成の展開に備える。

ノシバの育成の目指すところは、恒久柵の点検をドローンで行う布石である。ノシバで背の高い雑草を抑えることで、ドローンによる点検が実現できる。その点の実証実験は令和3年に済んでいる。


● OBOGの活動受け入れ

〔時期〕令和4年4月-

〔主体〕上ノ村縁結びプロジェクト

〔内容〕

学生時代に上ノ村で活動していたOBOG達が令和4年から上ノ村に帰ってきだした。集落内に戻ってきた者だけでなく、周辺の集落に移住した者、もともと市内に住む者、中には愛知県から駆けつける者など合わせて10名ほどが学生とは別に稲作を開始した。2反5畝の有休田を復活させた。この春には、遊休の原因となっていた山中の水路200mほどをU字溝で施工した。タガメの生存を確認するなど、多様性の観点から田んぼの多様な活用を目論んでいる。自由に独自の展開をしてくれるのを必要に応じてサポートしつつ見守っていく。


● 安楽島(鳥羽市)交流

〔時期〕令和4年10-

〔主体〕上ノ村縁結びプロジェクト

〔内容〕

令和1年、令和4年に視察に行った安楽島(鳥羽市)との親密で刺激的な交流を推進する。この6月には住人である市長を含む16名を迎え入れ、その布石を行った。

交流の基本となる組織は、「どーどい」(安楽島)と「どーだい」(上ノ村)であるけれども、安楽島の九鬼水軍太鼓と上ノ村のエイサーはくさん倭人、あらしま朝市と村のレストラン、安楽島防災キッズとまめっこと言った具合に類似の活動同志の交流を深めていきたい。


● 「どーだい」寄合

〔時期〕令和3年6月-

〔主体〕上ノ村環境保全プロジェクト

〔内容〕

上ノ村縁結びプロジェクトは、高齢化や急激な人口減少で内部的に対処できない課題に外部の力を借りて対応していこうという取り組みである。「どーだい」は安楽島の「どーどい」にヒントを得て令和3年に開始した課題や知恵の共有や相互補助、協力のための話し合いの場である。新たな活動だけでなく婦人会のような既成の活動組織も交えて交流するものある。既成の力関係等をど返しした自由な運営を特徴とし、古い因習の弊害を排除するものである。また、事務局の経験やノウハウを学生はじめ集落の若手や中堅を中心に活動のキーパーソンに伝授する機会としても意識している。


以下のような点に注意しながら運営している。

・地域活動に関心がある者が、個人、組織を問わず自由に集まって問題を共有して助け合う

・役職やなんかにわずらわされず対等の関係を保つ

・参加したい時に参加すれば良い

・頼み勝手専門も美味しいとこ取りもあり


● ウシガエルの生息調査及び駆除

〔時期〕令和5年8月-(2年計画)

〔主体〕上ノ村環境保全プロジェクト

〔内容〕

集落内2箇所でウシガエルの鳴き声が確認されている。ウシガエルは、農作物などに直接的な被害が確認されているわけではないけれども、生態系に与える影響は避けられない外来種である。早急な調査とその結果に基づく駆除を実施する。専門家に委託し、学生や集落の若手を指導しつつ実施してもらうことになっている。


● 倭小学校創立150周年を活かした農村RMOの下地づくり

〔時期〕令和5年6月-

〔主体〕上ノ村環境保全プロジェクト

〔内容〕

上ノ村は、倭小学校区の中の一自治会である。その倭小学校が創立150周年を迎える。この記念事業への取り組みを活用して、小学校区を単位とする地域づくりの基盤をつくる。農村RMO(農村型地域運営組織)を意識した取り組みとしたい。


● 水系に基づいた地域連携

〔時期〕令和6年4月-

〔主体〕上ノ村環境保全プロジェクト

〔内容〕

学校区だけでなく水系による連携も展開したい。まずは大村川に関わる地区の交流の場を立ち上げる。


● 新規就農支援

〔時期〕令和年月-令和年月

〔主体〕上ノ村環境保全プロジェクト

〔内容〕

大学卒業と同時に上ノ村に移住、就農した学生がいる。その時分かったことだが、県、市、JAは関わるが地元は蚊帳の外でことが進む。これは本人にとっても、地元にとっても好ましいことではないので、上ノ村主導のサポート体制をつくる。まずは、LINEグループによる情報共有の場を用意する。行政、JA、地元の農業者、担い手などを中心に新規就農者サポート体制を構築する。


● 村のレストランのスタッフ充実

〔時期〕令和5年6月-

〔主体〕「どーだい」寄合

〔内容〕

コロナ禍で中断していた村のレストランを再開するにあたって、若いスタッフを募集して体制を固めた。高齢者の安否確認、情報共有など付随的な目的のためにも継続できる体制固めが重要である。

その上で、高齢独居老人へのサポート体制へと発展させたい。


● 村はずれのお地蔵さんプロジェクト

〔時期〕令和5年5月-令和10年3月

〔主体〕「どーだい」寄合

〔内容〕

恒久柵の管理作業も重要だが、柵に近づけないための工夫も重要だ。緩衝帯の設置は、場所と状況によっては、新芽で動物を誘引することにもなりかねない。生活の中で山に入らなくなったのが獣害増加の大きな要因であることは明らかであり、山に入らないまでも恒久柵の周辺に人が近寄ることが増えれば目に見えない効果が期待できると考えられる。

そこで、散歩コースになったり、他所からの来訪によって人の匂いがつくことを狙って、恒久柵の近辺に手作りの地蔵さんを配置する。


● 上ノ村のつどい

〔時期〕令和5年10

〔主体〕上ノ村環境保全プロジェクト

〔内容〕

県の主催する「みえのつどい」にならって、「上ノ村のつどい」を企画して活動を周知する。総会や毎月発行の通信だけでは活動の実際を認識し理解してもらうことは困難である。外への発信と同時に内への周知を企図して研修会を行いたい。


● キクイモ栽培

〔時期〕令和5年5月-

〔主体〕上ノ村環境保全プロジェクト

〔内容〕

耕作放棄地を整理してもなんらかに耕作を行わなければ、管理のための草刈りが避けられない事態に陥る。学生による耕作も面積的には限界に来ていることから


① 都会の人による耕作としてふるさと農園(市民農園の独自運営)を行っている

② 仲間の田んぼプロジェクト(今後の展開を予定)

③ 独自の栽培品目としてのキクイモ栽培の展開を開始した。獣害にも強い印象があり検証すると同時に活用や販売も手掛けていきたい。


● 上ノ村不動産

〔時期〕令和5年-

〔主体〕上ノ村環境保全プロジェクト

〔内容〕

上ノ村で活動していた学生が、今まで延べ6人移住している。住民との相性の点からも縁もゆかりもない者の移住より堅実で安心感がある。その時に臨機応変に対応できるように、事務局において空き家物件情報を管理したい。


● ふるさと通信

〔時期〕令和5年9月-

〔主体〕上ノ村環境保全プロジェクト

〔内容〕

上ノ村をふるさととする人たちに、希望に応じて毎月発行の通信を郵送することで、情報を共有し、時にはアイデアや意見を求めたい。



(5)計画期間


令和5年度~ 令和9年度の5年間

   (実質令和4年度開始)


(6) 構成員名簿及び策定経緯


1 構成員

・自治会員 (69世帯)及び地区内で耕作する他地区の13世帯、合わせて82 世帯 ・自治会内の各種団体(自治会、老人クラブ、温心会、婦人会、双葉サロン、消防団、子供会、倭小学校寺子屋、倭小学校)

・その他の任意団体 (上ノ村成願寺盆踊り実行委員会、エイサーはくさん倭人、まめっこなど)

・上ノ村で活動する組織、個人(学生、農地の利用者)


2 策定経緯

・平成2 1 6 月に 「上ノ村環境保全プロジェクト」を結成し、農地・水・環境保全 向 上対策事業に参加した。

・平成2 2年度は 、戦害対策に重点を置き企画・準備した。そのため 、全戸対象にア ンケート調査を実施し、夜害状況や対策、更には農業への取り組みの現状や地域の 農業はどうあるべきかなど多項目に渡って調査し、結果を分析した。

・平成2 3 年度は、特措法による戦害防護柵設置事業を実施した。農家・非農家を問 わず自治会あげての共同作業 (出合)で村の周囲8km超の柵を設置した。 「戦害対 築を通して地域づくり」をスローガンとしたように、地域づくりのための意識の改 革と実( 達成感、 「同じ釡の飯」効果)づくりが狙いでもあった。

・平成2 3 年度、 「体制整備構想 (案)」策定のため、全戸対象のアンケートを実施 し、事務局を中心に策定した原案をもとに、事務局会議、委員会など機会あるごとに議論検討した。

・平成2 3 年度三重県農地・水・環境保全向上対策協議会会長賞を受賞、 「人と農を核に地域デザイン」をスローガンに活動をコンセプト作りにシフトさせた。この頃 から、他団体との交流を視野にいれるようになる。

・平成2 4 年は、事務局が県主催のセミナー、シンポジウム、講座に多数参加するー 方で、「どろんこドッジボール」の開催による休耕田の復活の契機づくりや戦害対 策の実証実験などいくつかの新たな試みを行った。

・ また同年6 月、京都から 二人の講師を招き 「上ノ村の農を考えるヒント!」をテー マに講演会及び座談会を開催した。

・平成2 4 年度 全国農村振興技術連盟賞受賞、内部での主体の創設に重点を置く方向性を打ち出すと同時に、C S R や大学との連携を模索し始める。

・平成2 5 4 月、新たに 「代表代行」を新設し行政経験者を任命して、今後の活動に備えて事務局の機能強化を図った。

・平成2 5 年度自治会総会で、計画の方向性を公表した。

・平成2 6年度から「子ども農山漁村交流推進モデル事業」の取り組みを開始した。

・平成2 7 5 月、大和ハウス工業株式会社三重支店と「農山村活性化の取組に関する協定」を締結し、協働活動を開始した。

・平成2 7 8 月、 「獣害につよい三重 つくりフォーラム」で三重県知事賞を受賞。

・平成2 8 2 月、平成2 7 年度獣害対策優良活動表彰において、農林水産省農村振興局長賞を受賞。

・平成29年、平成30年、令和1年と安定的な活度を継続してきた。

・令和2年コロナ感染症の流行により諸活動を事実上中止

・令和3年情報の共有を重視する観点から、HP「上ノ村情報局」の整備を行いこまめな情報発信による現状共有に力を入れている。

・令和4年は、アフターコロナへの布石として、上ノ村成願寺盆踊りを復活させた。

今回の地域活性化プランの策定は、県の担当者から持ちかけられたものだが、上ノ村としても、アフターコロナも展開に向けて現状分析やそれに基づく計画を話し合う最良に機会になることから積極的に受け入れた。


実際には、

① 事務局において、原案を作成した。

② それを「どーだい」寄合で検討してもらい修正

③ 修正版を、上ノ村環境保全プロジェクトの委員に確認してもらう。

④ 以上のプロセスをネット上で公開しつつ進める。

という形で衆知を集めることとした。




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